2015年8月4日火曜日

給食部 薬膳研究室より 「季節や気候に合った食べ物を!」



東洋医学では、人間は自然環境の中で生活する存在で、

自然環境の一部であると考えられています。

そのため、体内の環境を自然の変化に順応させて、健康を保っていると考えます。

つまり、食べ物を選ぶときには、季節の変化や気候を考慮して選ぶことで、

健康を保ち増進させることができます。





「夏に適した食べ物」

夏は、暑さで体がバデぎみになる季節です。

体内の熱を上手に冷まして、外界との調節をはかることが必要です。


熱を冷ます食べ物をとるようにしますが、

冷たい飲み物や麺類、生ものに偏ってはいけません。

暑いからといって冷たい飲食物をとりすぎると、胃腸が直接冷やされて、

負担がかかるためかえって夏バテを助長することになります。


熱を冷ます食材を上手に選び、火を通すなどして消化が悪くならないように調理しましょう。

また、夏は湿気の多い時期でもありますので、利尿作用のある食材も効果的です。



熱を冷ます・・・・・きゅうり、なす、トマト、にがうり 等

利尿作用がある・・・・・スイカなどのうり類、豆類、はと麦 等 




  ゴーヤチャンプルー

     
       材料   ゴーヤ  400g         豆腐   1丁
             卵      2個         油     大さじ1と1/2  
             塩      適量                   醤油    少々


       作り方
         1.ゴーヤは縦半分に切って、スプーンで種とわたを取り、1~2mmの
           薄切りにする。
         2.豆腐はまわりの水気を拭き取っておく。
         3.フライパンに油多さじ1を熱し、豆腐を手で大きめにほぐして入れる。
           まわりにしっかりと焼き色がつくまで炒め、皿に取る。
         4.フライパンに油大さじ1/2を入れ、①のゴーヤを入れて、軽く塩を
           ふって炒め、とき卵を流しいれ、塩で味を調える。
         5.フライパンに③の豆腐をもどし、豆腐を崩さないように炒め合わせる。
           最後に鍋肌から醤油をたらして香りをつける。



  なすとトマトのグラタン





       材料   なす       3個        玉ねぎ      2個
             完熟トマト   2個        とろけるチーズ 10~20g
             油・パン粉・バター・塩・こしょう   適宜

 
       作り方 
        1.玉ねぎは薄い輪切りにして油大さじ1弱で炒め、塩、こしょうし、バターを
          塗ったグラタン皿に散らす。
        2.トマトは7~8mm暑さの輪切りにし、サラダ油大さじ1とバター2/3弱で
          さっと炒め、塩、こしょうして玉ねぎの上に並べる。
        3.なすは1cm厚さの斜め輪切りにし、小麦粉をまぶして油で焼き、塩、
          こしょうをして、②の上にのせる。
        4.③の重ねた野菜の上にチーズ、パン粉、バターを各少々のせ、オーブン
          で焼く。