東洋医学では、人間は自然環境の中で生活する存在で、
自然環境の一部であると考えられています。
そのため、体内の環境を自然の変化に順応させて、健康を保っていると考えます。
つまり、食べ物を選ぶときには、季節の変化や気候を考慮して選ぶことで、
健康を保ち増進させることができます。
「夏に適した食べ物」
夏は、暑さで体がバデぎみになる季節です。
体内の熱を上手に冷まして、外界との調節をはかることが必要です。
熱を冷ます食べ物をとるようにしますが、
冷たい飲み物や麺類、生ものに偏ってはいけません。
暑いからといって冷たい飲食物をとりすぎると、胃腸が直接冷やされて、
負担がかかるためかえって夏バテを助長することになります。
熱を冷ます食材を上手に選び、火を通すなどして消化が悪くならないように調理しましょう。
また、夏は湿気の多い時期でもありますので、利尿作用のある食材も効果的です。
熱を冷ます・・・・・きゅうり、なす、トマト、にがうり 等
利尿作用がある・・・・・スイカなどのうり類、豆類、はと麦 等
ゴーヤチャンプルー
材料 ゴーヤ 400g 豆腐 1丁
卵 2個 油 大さじ1と1/2
塩 適量 醤油 少々
作り方
1.ゴーヤは縦半分に切って、スプーンで種とわたを取り、1~2mmの
薄切りにする。
2.豆腐はまわりの水気を拭き取っておく。
3.フライパンに油多さじ1を熱し、豆腐を手で大きめにほぐして入れる。
まわりにしっかりと焼き色がつくまで炒め、皿に取る。
4.フライパンに油大さじ1/2を入れ、①のゴーヤを入れて、軽く塩を
ふって炒め、とき卵を流しいれ、塩で味を調える。
5.フライパンに③の豆腐をもどし、豆腐を崩さないように炒め合わせる。
最後に鍋肌から醤油をたらして香りをつける。
なすとトマトのグラタン
材料 なす 3個 玉ねぎ 2個
完熟トマト 2個 とろけるチーズ 10~20g
油・パン粉・バター・塩・こしょう 適宜
作り方
1.玉ねぎは薄い輪切りにして油大さじ1弱で炒め、塩、こしょうし、バターを
塗ったグラタン皿に散らす。
2.トマトは7~8mm暑さの輪切りにし、サラダ油大さじ1とバター2/3弱で
さっと炒め、塩、こしょうして玉ねぎの上に並べる。
3.なすは1cm厚さの斜め輪切りにし、小麦粉をまぶして油で焼き、塩、
こしょうをして、②の上にのせる。
4.③の重ねた野菜の上にチーズ、パン粉、バターを各少々のせ、オーブン
で焼く。